コレは以前紹介したような気もするが。「森薫さん、色紙にアミルを描く」
下書きなし筆ペン一発勝負で、どこからどう見ても「乙嫁語り」のアミルさんにしか見えない絵を描いてのける
森薫センセイ。センセイは先の作品「エマ」において、病的としか思えない精緻さで19世紀末イギリスのメイド暮らしを描いてみせたため、我々オタクの間では「メイド神」の異名をもって称えられる(言うまでも無く「マンガ神」手塚治虫センセイのもじり)。
森センセが真面目にアミルさんを描くとこうなる。
気ちがいじみているのはその精緻さだけでなく、その精緻な書き込みを下書き無しペン一発勝負で描いてしまうところ。ホントに人間なのかこの人、と疑いたくなる。「天は二物を与えず」とはよく言うが、森センセはその美貌を持ってしても余人に代えがたい、とのことである。おおよそ人に自慢できる素養のない私から見れば羨ましすぎる。「エマ」全10巻は既に完結。「乙嫁語り」は現在進行形で第5巻まで発刊済。ぜひにもお勧めしたい作品である。どうか。