2016/10/24

この辺が面白いのが艦これだ

「試製」とあるが晴嵐は実際に製造・運用された(正確には「運用されるはずだった」)水上爆撃機である。潜水艦「伊四百型(潜特型)」に搭載するために各所を折りたたむなど数多い工夫がなされ、実際に伊401に搭載されてウルシー環礁の米軍泊地攻撃に向かった(計画では米西海岸から米国本土空襲も計画されていたが間に合わなかった)。そのウルシー環礁への攻撃すら、攻撃開始前に終戦を迎えてしまい間に合わなかった。(攻撃は8月17日を予定していた。) 「悲劇の水上爆撃機」と呼んでなんら差支えなかろう。もちろん、ウルシー環礁への攻撃が仮に成功したところで戦争の大勢には何の影響も無かったであろうが。
艦これでは伊401を改にすると付いてくる。爆撃性能がその辺の艦爆涙目の+11もあり、この爆装値を超えられるのは1機しか手に入らない「彗星(江草隊)」だけである(「彗星(江草隊)」の爆装値は+13)。水上機なので航戦や航巡に搭載可能であり、敵に航空戦力が無ければ晴嵐1機あれば制空確保できてしまうので、空母を出せない海域では猛烈に重宝する。実にありがたい装備。ウチには大和建造の過程でできてしまった伊401から剥がしたのと、今年の春イベで掘れた3隻の伊401から剥いだのと合わせて計4機ある。頼もしい…と言いたいところであるが、「航戦航巡だけで制空を取れる海域がそもそもほとんど無い」ためにほぼお蔵入りである。いいのよそれでも。ロマン装備の一つだ。戦争はいけないことですよ言うまでもありませんが。しかし兵器にはどうしても男としてはロマンを感じざるを得ない。カッコイイじゃないですか。ウチに4機もあるのはひそかに自慢要素である。

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