2013/05/20

社長に「こんなIT部門いらない」と言われて
ショッキングな話だ。だが、ことは要するに「トップがITに対する明確なビジョンを持たず、IT戦略の立案と実行をIT部門に一任する。」ことに問題があるのである。IT戦略だってれっきとした経営戦略だ。それに経営トップが無関心でいて良いはずがない。先のエントリでも書いたが、経営トップはITにもっと注意関心を払うべきだ、という私の意見。
なお、文中にある「CIO限界説」について。
システム部門は不要か 国内219社で検証
調査結果は「不要ではない」となっている。どんな業態でもITを通じて業務遂行するのがあたりまえすぎる昨今、企業内のIT部門を「不要」と言い切る経営トップはまあ居ないだろう。ただ、ITは今や超お手軽で安価、というのがあたりまえだ(以前クラウドが終焉する件でも書いたが)。専門知識なしでもIT導入・活用ができてしまうかもしれない。その時IT部門が自らの存在価値を見いだせるかどうか、は重要なファクターになるだろう。今のところ私としても具体的な言説を持たないが。