2012/09/06

長文すみません。
日本の「えらい人」は日経新聞を捨ててSF小説を読んでください
を読んで、私にもちょっと思うところがあるので語っても良いですか? ってか語りますが。
全世界的に「地球温暖化防止」はトレンドだ。いわゆる「エコ」と言うヤツだ。CO2排出削減。結構ですよ。それはそれでもいいんです。…ただし。それは単なる「延命策」でしかない、ということは皆さん意識しておられるのだろうか。「エントロピー理論」ってのが昔流行りました。「エントロピー」ってのは、「熱力学において、断熱変化の不可逆性を表す指標」ですよ(Wikiによる)。人が地下から掘り出して熱量に変換して使っているもの。石油がその代表でしょうけど。は、いったん燃やされて熱に変わってしまったら、もう元の物質に戻すことはできないのです。言うまでもありません、ご承知でしょう。…そして。地球という天体の、大気の外側、要するに宇宙は、真空です。基本、真空は熱を伝播しません。したがって、人類が地球から各種資源(原子力の燃料であるウラン等も同じことですよ)を掘り出して燃やして使い続ける以上、多少の延命は可能だとしても、地球は熱せられ続けるのです。よろしいですか? 今のままでは、「温暖化を遅らせることはできても、止めることは絶対にできない」のです。いずれ地球は熱くなって、人が住めなくなります。今皆さんが必死にやってる「エコ」は、とりあえずの措置でしかありません。はっきり言いましょう、「無駄」です。なので、私は「エコ」を声高に叫ぶ昨今の風潮が大嫌いです。お前ら何にも分かってねえだろう。今のままなら、どんだけ「エコ」を頑張ったって、いずれ地球は人類の住めない星になるよ。決定的だ。…で? どうすれば良いか。一つには地球外のエネルギーに頼る、っていうのがあるでしょう。太陽光発電とかそうですね。ですが、これ随分昔から研究されてるはずなのに、あんまり進歩していないと思うのです。個人的には、研究開発のスピードが、温暖化のスピードについて行けないと思います。いや研究は進めていただいて結構ですよ。それは結構ですが、本当にそれで未来の地球は大丈夫ですか? 間に合わないと思いませんか? 私は間に合わないと思うのです。ではどうしたら良いか。先の「SFを読め」にも通じるのですが、ここは一つ、「ガンダム」によってみませんか? ガンダムの世界では、スペースコロニーと、地球ではない人類生存可能なように改造(=テラフォーミング)された惑星(代表は木星でしょうか?)が、人の居住空間として普通に存在します。これは「ガンダムF91」で、悪役の親玉であるマイッツァー・ロナが言うセリフですが、「人類は未来永劫、宇宙を住処としなければならない」というのが、人類が解決しなければならない真の課題だ、と私は思うのです。人類は地球を巣立つべきです。本気で研究開発すれば、スペースコロニーや、テラフォーミングは実現できると思うのです。(ちなみにテラフォーミングについては、「ガンダムWエンドレスワルツ」のラストで、ゼクスとノインが火星をテラフォーミングするために旅立ちます。) CO2削減策を必死で考えるより、スペースコロニーやテラフォーミングの研究をする方が、よっぽど現実的ではないでしょうか? 繰り返しますが、いくらCO2を削減してもそれは延命策でしかありません。根本的な解決になりません。そこにかける労力もコストも、結果的に無駄です。労力とコストをかける先を変えるべきです。…ちなみに。初代ガンダムからG-SAVIOURに至る「宇宙世紀(ユニバーサル・センチュリー、UCと略す)」は、人類が宇宙への植民を開始した年を初年としますが、それは現実の西暦で言うと2045年です(非公式設定ですが)。もうフィクションにするような遠い未来の話ではないのです。とりあえずの「エコ」は程々にして、もう地球を捨てて宇宙へ進出しませんか? その方がよっぽど現実的だと思われませんか? 私はそう思うのですが。いかがでしょう。ちょっと興味をもたれたら、とりあえず初代ガンダムから読んでみてください。格好の読み物として、初代ガンダムにおいてキャラクターデザインをされた安彦良和氏が、漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」において、初代ガンダムを新訳しておられます。漫画誌「ガンダムエース」での連載は昨年6月に完結しています。おすすめします。ぜひ。