…いや知ってたよ? もう何でもアリなはっちゃけアニメだって。でも、でもね、尼子経久だって。どんな人なのかWiki見ねえと分かんねえよ! しかも、
戦国武将が幼稚園児だよ! 予想しねえよそんなの!
ご丁寧に狂言回し役の三巫女(狐・猫・兎)まで今回は幼稚園児だ。
コラお前ら、幼稚園児にそんな乳あるワケねえだろが!
「お砂場」の覇権を巡って塩冶くん・三沢ちゃんと争うんだって。この塩冶・三沢っていう人名が本物の経久と争った実在の人物名だっていうのがまた。凝るなあ。塩冶くん派とは戦争(=泥団子合戦)になるが、超兵器(=散水するウォーターガン)の投入で勝利する。三沢ちゃんとは会談がもたれるが決着せず、「棒倒し」にて白黒つけることになる。棒倒しってアレね、砂山に棒立てて、交互に砂山崩してって棒を倒したら負け、っていうヤツね。それで、じゃんけんに勝って先手を取った三沢ちゃん超有利! …のはずが、「次に経久が砂を取ったらもう棒は倒れる」っていうタイミングで、「お昼寝」の時間になって、勝負は水入りになってしまう。これが何と経久の策略ですよ。このために、後手の権利である「棒選び」において、風の影響を受けやすい「葉っぱ付き」の棒を選んでいたという。策略は見事に成功し、昼寝してる間に風にあおられて棒は倒れてしまう。経久勝利。お砂場全圏制覇。そしてやることが巨大な砂の城づくりだ。あり得ないぐらいでかい城を作って、めでたしめでたし。…と思ったら、そこへいきなり信長登場。いや、信長は全武将から秘宝を集めようとしてるから、経久の前に現れるのはいいのかも知れんけど。どう見ても大人対子供じゃねえか。しかも、信長は登場時に、せっかく作った城をぶち壊してしまう。
泣いちゃう経久。結果、信長は全園児を敵に回し、秘宝を奪えずに敗走する。
信長が秘宝奪えなかったの初めてだ。【訂正:確か光秀からも奪えていなかったはず。お詫びして訂正します。】凄いな経久。幼稚園児なのに。いや幼稚園児なのがそもそもオカシイが。
もう何が何だか分かんないけど、とにかくむちゃくちゃ面白かったので責められない。ちなみに、全編にわたって戦国時代の解説っぽいナレーションが入るが、その声が屋良有作さんで、これは「銀河英雄伝説」のパロディであるらしい。
で、残りあと3回なのかな? その3回のうち次回が家康ちゃん2回目で、次々回と最終回は信長vs今川義元ちゃんで、そこに光秀ちゃんも絡むらしい。まとめに入るということですね。このアニメも終わるのか。いやもう何だかいろいろ凄いアニメだ。戦コレはそもそもがモバゲーで、アニメに登場していない戦国武将(といっても、西郷隆盛とか二宮金治郎とか卑弥呼とか、どこが戦国武将だっていうのばっかりだが)がまだ山ほど居るので、続編があっても良いかもしれない。やらないかな。こうもカオスなアニメは「おねがいマイメロディ」以来ではなかろうか。名作というのはどうかと思うが、稀代の「迷作」であることは間違いない。このまま終わっちゃうのはちょっと惜しい。コナミさんがんばって。