今回は前後篇ではなく1話完結らしい。妖精さんが増えすぎてイジメが社会問題に→イジメられる妖精さんから「わたし」に直訴(ちょくそ)が。ジイサンは「わたし」に、鬱になってる妖精さん数名を連れて気分転換の旅に出す。…しかし。目的地で湖を眺めていたらその桟橋が崩壊して漂流。(たぶん)無人島に漂着。漂流生活の始まり。当初目的を見いだせず鬱だった妖精さんたちが、ここで「わたし」を女王に祭り上げて「新国家」を樹立することを決意。「わたし」も許可。かくして楽しみを見出した妖精さんは物凄い勢いで増え、女王=「わたし」の衣装や寝るベッドや宮殿、さらに電気や水道といった生活インフラも整備され、漂着から1週間余りで王国が出来上がる。快適な生活。
…だがそれがうまく行くはずもない、そういうアニメだから。妖精さんは「モニュメント」の建造を思いつく。別にいいんじゃない? っていう姿勢で容認した「わたし」だったが、いざ建造が始まると島の自然資源は消費しつくされ、未完成のモニュメントで島はあふれかえる。資源不足により生活インフラも破綻。困った「わたし」は、モニュメントを破壊して船を建造し、島を脱出することを提案するが、それが気に入らない妖精さんたちのモチベーションが一気に下がる。モチベーションが下がった妖精さんから雨雲が発生し、島を覆い尽くして止まない雨を降らせる。脱出もままならず。ついには雨のせいで宮殿は崩壊、これで「わたし」ちゃんの人生も終わり…かに見えたが、そこへ祖父と助手さん登場。何をどう収めたのかわからないが、とりあえず問題は解決し「わたし」ちゃんは帰ることが出来ました。よかったよかった。
…っていうお話なんだけど。やっぱり1話完結が良いなぁ。前後篇だと前篇がほとんど楽しめないので。それにしても、イジメ→鬱→対応に困る妖精さんが、新天地建設をめざしその科学力(?)を駆使したのは凄い。あの島その後どうなったんだろう。あそこに住み続ける妖精さんも居たりするのかな。まぁ今回は結構笑った。面白かった。夜更かしした甲斐はあったと思う。