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やっと買えた。なぜか近在の書店では14巻か15巻どちらかが売り切れでまとめて買えなかった。どうせなら一気に読みたいから同時に買える書店に巡り合うまでガマンしてた。
さて、関ヶ原である。本能寺の変・利休切腹・秀吉死去に並ぶ本作の大ヤマ場といえよう。きちんと史実に沿って描かれているようで、大谷吉継が石田三成に当初は徳川家康との戦いを避けるよう説得したものの、逆に三成の決意にほだされ石田派として挙兵するあたりまっとうだ。投石器で古織を投げ飛ばしたのが本当かどうかは知らんが。天下分け目の決戦は実質半日で片がついてしまい、家康が天下を取る。史実によれば、古織はこの後大阪夏の陣の折に豊臣方と通じたとして切腹を命じられ、それを受け入れて最期となる。この作品おそらくは古織の最期まで描いて終わるだろうから、もう後半なんだな。終わってしまうのは惜しい作品だ。山田先生次は何を描くだろう。…とか考えるのは性急に過ぎるか。何度も読み返したい佳作なり。