あなたのパスワード、バレてます
クソ長い文章を読まされたが、ただの問題提起で解決の糸口さえ示していない駄文だった。曰く、パスワードが簡単に破られるのは「パスワードのリセットでパスワードの初期化または変更が容易」だからで、さらに「複数のサービスで同じID/パスワードを使いまわしている」ために、1つのサービスのパスワードが破られると他のサービスでも同じパスワードで乗っ取ることができるから、とある。そりゃそうだそんなことは誰でも知ってる。で、どうすれば良いのか？　となると、この論では「多数の個人情報をクラウドサービス提供者に登録し、それら個人情報による多段階の認証しかない」と言う。冗談じゃない。これ以上ネットの向こう側に個人情報を置いてたまるか。現にこの論の中でも、ネットの向こう側に個人情報を置いたためにそれがそっくり盗まれた、という実例を示しているではないか。個人情報をネットの向こう側に置いてはいけない。この論者は「わたしたちがクラウド化をやめて写真やメールをハードディスクに戻すことはもうないだろう。」と言うが、私に言わせれば、逆にこの事態からしてクラウドサービスは終焉すべきだ。私は一応某Webメールサービスのアカウントを持っているが、これはとある別のWebサービス利用にあたりやむを得ず取得したもので、メールサービスとしては使っていない。Webメールに限らず、ネットの向こう側に自分のデータ・情報・ドキュメント・その他を置くことは、すなわちセキュリティ上好ましくないことをすべての人が知るべきだ。全ての情報は、ローカル側=すなわちあなたが今使っているPCに直接接続されたハードディスク上にのみ在ることがもっとも望ましい。さすれば、ハッカーはまずあなたの家に侵入しなければ、データを得ることができないから。それが最も安全。クラウドを多用している人は、是非再考を。