2016/05/30

唐突ですが

マンガ「サザエさん」にて、「札を細かく両替して欲しい」と飛び込んできた客に対し、細かいお金が無かったサザエさんがサツマイモ半分を代わりに差し出し、フネさんが「なんですおイモを半分!」と怒ると「無風流ね…「さつひとつだになきぞかなしき」よ…」というくだりがあります。母が好きでウチにはずっと前からサザエさん全巻があり、私は何度読み返したか知れませんが、『「さつひとつだになきぞかなしき」って何だろう?』と長年思い続けてきました。いまのご時世ネットでなんでも分かりますが、どういうわけだかその件をPCの前に座ると忘れてしまって、調べていませんでした。で、今日調べたら分かりました。
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000139487
「ななへやへはなはさけども山ぶきのみのひとつだになきぞあやしき」という和歌があり(「後拾遺和歌集」)、「若き日の太田道灌が蓑を借りるべくある小屋に入ったところ、若い女が何も言わず山吹の花一枝を差し出したので、道灌は怒って帰宅した。後に山吹には「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき」の意が託されていたのだと教えられ無学を恥じた」のだそうですよ。この話をもじって「札(サツ)の1つも無い=サツマイモ半分」ってことなんですね。これ結構凄い。サザエさん超博学じゃないですか。普段はドジなお姉さんですが。作者の長谷川町子さんが博学であったということでもありますね。この4コママンガ、新聞掲載時に読者は意味を解っていたかどうか? あやしい、というよりほとんどの人が知らないのでは。サザエさん凄い、と改めて思わざるを得ないエピソードでした。
【追記】ウィキに解説あったのでリンク貼っときます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E9%81%93%E7%81%8C#.E9.80.B8.E8.A9.B1

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