2013/05/04

【『極上!!めちゃモテ委員長』のお話】入れ替わりの激しいリアル幼女向けマンガ界にあって、2006年から足かけ7年連載継続中なだけでも相当なモノ。な、わけですが。アニメにもゲームにもなった。私はあんまり真剣にアニメ観てなかったけど、この作品が「女子恋愛の大パラダイムシフト」になったことはまず間違いないと思う。本作についてはネット著名の論客であるイン殺さんがこんな考察をされておりますので当稿は2番煎じ以上にはなりえないのでありますが。…いや、この言い分は個人的には先にイン殺さんが言ってたような気がするのですけれども。一般的に言って、女子が「モテたい」のは、通常個人を特定して「その人(男)にモテたい!」というのが普通だったと思うのです。少女マンガのお決まりのパターンではないですか。憧れの彼に振り向いてほしい、っていうのは。…しかし。『極上!!めちゃモテ委員長』にあっては、理想的な女子は「(誰彼かまわず)めちゃくちゃモテたい!」ものなのです。一時期のED曲であった「めちゃモテたいっ!」にそれが顕著に表れております。コレはどうなんでしょう? とにかく、女子があれこれ妄想するにあたって、対象を特定男子に限定せずに「すべての男子」としたところに大きなパラダイムのシフトがあると思うのです。しかも。しかもですよ。世の女子はその価値観を受け入れたのですよ。コレは結構な問題ですよ。世の男子は、世の女子が「俺にだけ好かれればいい」なんて思ってなくて、「世の男子全てからモテたい」って思ってることを理解しているでありましょうか? …いや理解してるのかな。オジサンは強烈なショックだったんですが。どうなんですかねえコレ。恋愛観の大変革だと思うのですよ。いきおい口説き方も変わるってもんじゃありませんか? ってか口説いて落ちてもちっとも安心できないというか。自分の彼女が世間一般男子から超モテてる、なんて状況を世の男子は享受できるのでありましょうかや。私個人は戦慄するのですが。コレをクリアしないとまっとうな男女交際は無いのだろうか。とか思うのであります。いや解し難きかな女子。解し難いのは今に始まった話じゃないって? それはそれでごもっとも。いやもう少なくとも個人的にはそれを飲まないとどうしようもないんだろうなあ、と思ったりしておりますが。まわるまわるよ時代はまわる。普通に生きるのも難しいご時世ではありませんか。そう思われませんかご同輩? …ま、もう本当に「イイ歳」である私にとっては実害は無いかとも思われますが。とにかくそんな世の中です。「男子三日会わざれば刮目して見よ」って言いますが、今後女子を見るにあたっては常に括目していないといけないのでは。私個人は意識しておこうと思うのでありますよ。貴殿はどう思われますか?