2012/12/25

【今年のアニメの話】「夏色キセキ」。
放映開始前から評判は良くなかった。だってスフィアアニメだから。そもそも主役級が4人いるのだって、スフィアに合わせて話作ったからでしょうに。そんなもの面白いハズがない。観光地下田とタイアップ? また「らきすた」の真似ですか、的な。第1話放映後も悪評ふんぷんだった。何空飛んでんのバカじゃねえのコレ? やっちまったな、みたいな話ばっかり。…ところが。2話3話と放映が進んでいくに従い情勢が一変する。要するに「御石様」がJCにイタズラするのだ。色々と。それで振り回されるJCの絵はカワイイじゃないか? 主役級4人のキャラが個別にきっちり立ってたのも良かった。しかもスフィアの1人1人にちゃんとハマってた。私は元々戸松のファンなので、戸松のおバカ演技炸裂の優香のキャラは大好物になった。
個人的には優香がこうじゃなければ観つづけなかったと思う。いやそもそも好きなのよ、単純おバカキャラ。可愛らしい。愛でたい。好みが分かれるスフィアの脇を、沢城・名塚・子安・恒松・宮野・鈴村といった実力派で埋めたのも良かった。結局結構な人気作になった。下田に聖地巡礼する人も多かった。アニメの成功・失敗を分けるものってきっと微妙なんだ、と思う。逆に言うと制作サイドの仕掛けにまんまとはまってる訳で、それはちょっと悔しいけど。まぁ良いアニメでしたよ。来夏続編があってもいいと思うが、特別編で4年後をやっちゃってるから、無いか。